
ゲノムビューアー・発現オプションは、ゲノムデータベース上に遺伝子やSNPなどの機能情報をマップするのと同様に、DNAチップで実験した発現データをゲノム情報と同時に染色体上に遺伝子単位で表示するためのソフトウエアで、現ゲノムビューアーのオプションです。
ゲノムデータベース上に発現実験データを遺伝子ごとに整理して表示することで、染色体の位置情報を含んだ遺伝子のアノテーションと発現との関連が明らかになります。つまり同一染色体上で生じるさまざまな現象を発現実験データとゲノムアノテーションを同時に利用して把握することを目的としたソフトウエアです。
特に染色体上の互いに近傍の遺伝子のさまざまな動きは遠く離れた染色体で生じる現象よりも重要度が高いと予測されます。このため近傍に位置する遺伝子間の動きをわかりやすくするためのもので、互いの遺伝子近傍で生じる誘導発現や細胞や投与する薬物の違いによる遺伝子の動き方の差などさまざまな現象の把握が一目瞭然に閲覧できる機能や、発現値の変化などを検索して表示する機能などがあります。
同時にゲノムビューアーの基本機能である公共データベースがもつゲノム上のさまざまな基本アノテーション(SNPs,mRNS,CpG Island等)やタンパクデータをゲノム上にマッピングし、遺伝子とタンパクの関連を明らかにしたデータベースや独自の実験データをゲノムデータベース上にマッピングする機能などと組み合わせることで、より正確に遺伝子の動きが予測できることが期待されます。

「Genes」や「JSNPs」などで表す公共データベース上のゲノムアノテーションの下にそれぞれの実験カテゴリーで使用した遺伝子を表示しています(2)。このように複数の実験も同時に表示することが可能です。
このうち、実験データを詳細表示したものが下図になります。縦のブロックがそれぞれの実験で、この例では薬剤を示しています。横のブロックが上図のゲノムビューアーで選択された(1)部分の各遺伝子に対応します。各ブロック内横縞模様はそれぞれの実験のタイムコースです。



