Surflex-Simは、分子重ね合わせパターン探索のためのツールです。分子同士の一対多、多対多の両方に対応する重ね合わせパターン探索ソフトウェアであり、次のような重ね合わせの機能を提供します。
Surflex-Simは、Molphological Approachと呼ばれる新しい考え方で分子同士の重ね合わせパターンを探索します。このアプローチでは、分子の形状をGaussian関数で近似的に表現し、分子形状の違いやDonor/Acceptorといった官能基の位置のずれを計算して重ね合わせの良否を判断します。また、コンフォメーションの自由度については、分子のフラグメント化とIncremental Constructionアルゴリズムによって対応しています。このような考え方で計算を行うことにより、
といった広範なアプリケーションへの適用が期待できます。
このような新しいアプローチを利用しているにもかかわらず、Surflex-Simは非常に簡単に利用できます。SYBYLのGUI上から、重ね合わせを行いたい分子の入ったデータセットを指定するだけで、Surflex-Simの持つ機能が利用できます。また、コマンドラインでの実行も可能ですので、定型処理に組み込む、SYBYL以外のアプリケーションとの連携利用など、幅広い分野への適用が可能です。

Mutual Alignment計算結果解析画面例
テンプレート分子構造を使わないで、2つの分子の重ね合わせパターンを計算させた計算結果解析画面例。分子の異なる重ね合わせパターンが多数提案されている。

Flexible Superposition計算結果解析画面例
Mutual Alignmentで活性化合物の重ね合わせパターンを検討した後で、その際に見出された「テンプレートとして利用することが可能と思われる」分子に、それ以外の分子の重ね合わせた結果。複数分子をテンプレートとして利用できるため、リング部分の重ね合わせが良好である。

